2009年7月5日日曜日

材料の選定 その2

さて、地下から運びだしてきたバック&サイド用ローズウッドですが、(このローズウッド、「高密度」なだけあって、かなり重い。切った断面などはエボナイトかアクリルの断面のように目が詰まっている)

 

写真はブラジリアンローズウッドのブロック。 (写りがあまりよくないのです、すいません。)

「全部持ってきたからその中で好きなの選んでいいよ。木目とかタップトーンとか触った感触とか、匂いとか、時には目を閉じて選ぶことも大切だよ」

タップトーンとは、材を耳の間近で指先でノックしながら響きを確かめるテクニック。
ルシアー達は制作途中で終始この作業を繰り返し、バランスのとれたトーンがでているかチェックする。

さて、本で読んだことしかなかったタップトーンを実践する時が来た。
手作業に関しては、根拠がなくとも自身をもっているマー坊。
“やっとこの日が来たか”とニヤリとする。 あっちで師匠もニヤリ。

 

しかーし!
タップトーンって難しい。
いやあ、ルシアーの技を少々なめてました。
これだけ山と積まれた(写真は選出が進んでいる最中なので山が分かれているが、積み上げると結構すごいんだから。)ローズウッドの中から「気に入ったやつ」を選ぶのは骨が折れる。


****** ということで、マー坊的選出方法 *********

1. まずは見た目勝負

できるだけエキゾチックでワイルドな木目の材を選出。
2. 次は匂い
マー坊は自他共に認める「匂いフェチ」。 この鼻にかけて嗅ぎ分けられない匂いはない、はずです。 ローズウッド? 赤子の手をひねるも同然よぉ。ふあっはっは(悪の笑)。
3. そして響き
タップトーンも何十枚かトライするうちにほんの少し解ってきました。要するに私は細かくたたきすぎていたようです。
ある程度間隔を開けてたたくことにより、音が高くなったり低くなったりする部分が確かにあります。

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